AI生成画像の違和感

先日、JALカードの公式サイトに違和感のある画像が掲載されたことについて、ネット上で物議を醸したそうです。生成AIで作られたそうですが、画像自体の問題点から掲載にチェックがかからなかったことをはじめとし、JALブランドであることや高額な年会費であることが騒動に拍車をかけたようです。

ネット上の画像というと、かつては、脆弱な通信環境に合わせて圧縮すると滲む様な歪みが出てしまうことが問題の一つとして存在しましたが、通信環境が格段に整備された現在では、画像の作成自体をAIに丸投げすると非常識な構図になったり、逆に、鮮やかすぎる画像ができあがってしまうことが問題になっています。

この様な機械任せにした結果として人間らしさが失われてしまうことで思い浮かんだものが、先月レコードで再発された山下達郎さんの「POCKET MUSIC」です。ライナーには、このアルバムからデジタルレコーディングに取り組まれ、大変な格闘されたことが記載されていて、機材には「PC-88」も確認できます。つい最近も初めてフジロックに出演されたことが話題になりましたが、改めて、「時代は繰り返す」し、万能とも思える生成AIも使い手次第との思いを強くしました。