生成AIでコンサルティング?

最近は、会計業界でも、業務への「生成AIの活用」が叫ばれていて、この類のセミナーも盛んに行われています。煽る様にメールの案内が来ますので参加してみると、「少し指示を出せば自動でレポート作ってくれます」だとか「この生成AIを使うと見栄えの良い提案書があっという間にできます」等、画面を見せて魅了してくれます。

これらに興味は出るものの、最近の自分の仕事にはそれ程使うところはないかなと思いつつ、とある顧客への訪問時に「お客様を増やすことについて」問いかけられましたが、私がその場で何も見ないで自分の言葉だけでやり取りした内容について、後日、生成AIに“壁打ち”してみたところ、8割方、AIが回答してきた内容をお話ししておりました。

生成AIは、自分の代わりに情報収集して整理してくれたり、綺麗な報告書を作ってくれたり、忙しい方には重宝するのだと思います。ですが、報告書を受け取る側も、相応に生成AIを使っていれば、それがどの様に作られたかも察しが付くと思いますし、結局は、見栄えでも、報告内容でも、当たり前ですが、自分の判断が必要です。

セミナーに参加するだけでなく、実際に顧客対応の中での経験を踏まえて、改めて、今の環境では目前の仕事に誠実に対応することが一番大事で、生成AIは嗜む程度に使えていれば十分かなと感じました。