小規模企業の経営指導

先日の日経新聞の記事によると、経済産業省は、最低賃金の上昇,物価高等で事業環境の厳しさが増す地方の小規模企業に対して、経営指導を受けやすくなる様に商工団体の連携を促す等して、支援を強化するとのことです。

私の身の回りで、公的な機関,団体の相談を受けてみた話を何件か伺いましたが、借入金の返済リスケ中の方からは「経営改善指導を受けることを期待したが、清算の手続きを案内された」他、創業間もない方からは「経営について情報収集したくて商工団体に加入しようとしたら、マル経融資を受ける目的での入会ならお断り」等、つれない対応をされたという声がありました。

相談を受ける側の資質が不足している場合もあるのでしょうが、会計事務所の担当者と顧客との間でもありがちですが、そもそも雇われの身である相談員と人生をかけて事業に取り組んでいる相談者側とでは温度差が異なる面があります。中小企業への経営支援は年々厚くなってきていると思いますが、経営者の方に、より実効性の高い支援が受けられる様に支援していただければと思います。